下田 ‐ 建築史研究室

筑波大学 世界遺産専攻 下田一太研究室のブログです

サンボー・プレイ・クック遺跡群の集落調査

現在,ユネスコ世界遺産申請の準備を進めているサンボー・プレイ・クック遺跡群内には多数の住民が生活しています。今後,地域の文化観光整備が進むことが予想される中,現状の地域生活を記録し,将来どのようなインパクトが生じるのか注意して観察していくことが必要だと考えられます。

そうした観察や地域整備やコミュニティーの保存・持続的発展の方法を提案するための基礎的な資料として遺跡周辺の集落の地図作成調査を行いました。二人一組に分かれて,遺跡群内の道路に面した各家屋の敷地境界となる木柵等を小型のGPSを利用して記録しました。

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遺跡群内はこのような木造の高床式の家屋が多くまとまっている地区があります。今回調査した地区には約70の敷地に住宅や商店、養鶏場などを記録しました。測量したポイントをCADに取り込んだ空中写真上にプロットし、線でつなげて住宅の敷地を描いていきます。数年前に実施した同様の調査と比べても,遺跡群内の家屋が増えている様子が確認されました。

各戸の敷地の境界は,道に面した境界ははっきりしているものの,後方の境界があいまいな場所も多くあります。また,同じ敷地内に数件の家屋が建っているケースもあります。今後の調査では引き続き同様の調査を行いつつ、住民にヒアリング調査を行い、家族構成や生業,住宅の住まい方などをインタビューしていくことを予定です。

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遺跡群内の敷地境界線の図面

(文責:世界遺産専攻M1 井上美優)

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