下田 ‐ 建築史研究室

筑波大学 世界遺産専攻 下田一太研究室のブログです

コー・ケー遺跡群の建造過程の研究

10世紀前半にアンコール王朝が一時遷都した先がコー・ケー遺跡群(Koh Ker)です。ここには複数の寺院が建立され,短命の都であったとはいうものの,充実した宗教施設群が残されています。

建物は砂岩・ラテライト・煉瓦造の遺構が混在しており,同一時期に建立されながらも,どのようにしてそれらの建材を区別して用いたのか定かではありません。
早稲田大学内田悦生教授による岩石学的なアプローチによって,これらの建材の分析を進め,建立時期やその順序について解明することを試みていますが,今のところラテライト造の遺構について手掛かりが得られつつあります。
今回,さらなる検証を試みるために追調査を行いました。

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調査では蛍光X線回折装置や帯磁率計を用いて分析を行っています。ある一定の見通しが得られてきました。
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コー・ケー遺跡群に関しては,近年に以下の論考をまとめましたので参考までに。
http://ci.nii.ac.jp/naid/40017348902
(下田)

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